いつものようにお茶の準備していた吉川ちなつ(13)は、地響きとともに窓を破って侵入して来たヒグマに 遭遇する。お茶を沸かす囲炉裏のヤカンがひっくり返され炎は消え、混乱の中ランプなどの灯りも落ち、家の中は暗闇となった。
ちなつは屋外へ逃げようとしたが、恐怖のため体が動かず、腰を抜かしたところをヒグマが襲いかかり、噛みつかれた。そのままちなつはヒグマの手元に引きずり込まれ、ちなつは頭部をかじられた。
その時、騒ぎを聞きつけやってきた赤座あかり(13)に気を取られたヒグマはちなつを離し、この隙に乗じたちなつはあかりを押し退け脱出する。
取り残されたあかりは咄嗟に物陰に隠れようとしたがかなわず、ヒグマの牙を足に受ける。あかりの悲鳴に別の部屋で寝ていた歳納京子が飛び起き何事かと駆け付けた。
そこにはヒグマの牙にかかって、左足は肉がなくなっていて骨だけになっており、右足は3つにへし折れた状態のあかりを発見する。
ヒグマに外へ引きずり出されたあかりが「助けてっ!」と泣き叫びながら、京子に懇願するも、ヒグマのあまりの大きさに体が動かず、京子はあかりがヒグマに山奥へ引きずられていく様をただ震えて見ている事しか出来なかった……
ちなつがあかりを見捨てて逃げてきたと知った結衣はどうするのだろう…?
ちなっちゃんあれで良い娘なので…
マジに後悔して泣いて謝るちなっちゃんを前にしちゃうと結衣さんも流石に何も言えないよ…